皆さん、こんにちは。
今日は、過去に書いた「本番のあがりについて」の続きを書いていきたいと思います。
過去の①~③のブログはこちら↓です。
さて今回は、本番のあがりの問題は、本番にだけ問題があるのでは無い、ということをお話したいと思います。
前回2回までは、
①本番中には自分に居る事
②自分の中だけに意識が留まっていないで、周りも意識下に入れる事
③本番中は、お客さんを視界に入れる事(言い換えると、お客さんを拒絶しないこと)
が大事だとお伝えしました。
言い換えると、これまでは本番中に気を付ける事でしたが、実は本番のあがりは、本番だけの問題ではなく練習中から起こっています。
「練習中は、緊張しないよ!」と思われると思いますが、この場合、緊張するかどうかが問題ではありません。
結論から先に言うと、
「練習中、自分がどのような状態にあるか?」が大事なのです。
つまり、本番の時に気を付けるべき事(過去のブログの①~③を参照)が練習中にも当てはまるのですね。
あなたは練習中、何を意識して練習していますか?
「間違えないように!」でしょうか?
それとも「美しく演奏できるように!」でしょうか?
これらの意識は、どちらももちろん大事です。ですが、よく考えてみるとこれはあくまでも目的です。

「間違えないように!」
美しく演奏できる様に!
なるのが目的ですね。
練習とは、まだ目的に到達していない段階なので、目的に到達するまでの手段である訳です。
ん?どういうこと?
少し話はややこしくなってきましたね。
では、もう一度ここでまとめてみましょう。
私たちは、
美しく演奏できるようになる為に、練習する
間違えないようになる為に、練習する
訳ですよね。(これは例えば、です。もっと他にも練習する目的はあるはずですが。)
ですから、どうやって練習したら、この目的にたどりつくことができるかを考えることが必要になってきます。
それには、皆さんはどうすれば良いと思いますか?
「たくさん何回も繰り返し練習すれば良い!」
「頭の中に、表現したいことをイメージすれば良い!」
などと言う声も聞こえて来そうですね。
でも、繰り返し練習が悪いわけではないですが、この場合、繰り返すのが目的になってしまいがちですし、
表現したいことのイメージを思い浮かべるのは、すでに目的を達成した状態を考えている訳で、やっぱりこれも、目的に走っている訳です。
そこで、目的を達成するまでの手段を大事にする、とは練習時の意識の持ち方です。
これは本番のあがりの話と一緒で、
①自分に居る(自分の身体の声をよく聞いてあげる事)
②自分の中だけに意識が留まっていないで、周りも意識下に入れて練習する
を実践して欲しいのです。
反対に、良くない練習のやり方とは、周りや自分の身体の事も忘れて、狭い意識の中で集中することです。これって意外に、みんなやっていると思うんです。
私はよくやっていましたね。
練習というのは、その時上手く演奏する必要はなくて、脳に指使いなどの情報をインプットする作業なのですね。
ですから、やみくもに狭い意識の中に入り込んでやる練習のやり方は、身体が無理していたりするので、私たちが思っている以上に、脳に情報がインプットされにくいです。
練習という作業は、なるべく頑張らないでもできるようになる為に意識を全力でそこに集中させるのではなくて、外からの刺激がありながらやるのが良いのですね。
かなり極端ですが、例を挙げると、テレビを見て理解しながら、そのフレーズが弾ける、吹ける、歌え様になる、(外の世界をシャットアウトしない)
とか、
今日の晩御飯は何にしようかな?と考えながら、弾けるようになる、(集中しなくても弾けるくらいになる)みたいな感じですね。どういう状態でも、さらっと演奏できるくらいになっていれば本番であがっても安定していて、怖くないと思います。
練習でそれくらいのテクニックがつけば、あとは、音楽の事だけを考えて本番に挑むことができますよね。
それが、あがりの問題に大きくつながるはずです。
あがりで悩んでいる人は、一度練習時の意識の持ち方を、考えてみるのをお勧めします。
(上記に張り付けた過去のブログ①~③をもう一度読んで頂くと理解しやすいかなと思います。)
なかなか難しい内容でしたが、おわかり頂けたでしょうか?
本番のあがりシリーズ4回、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
また、何か疑問があれば、メッセージをくださいね。