演奏時のブレスがうまく行かない!その2

前回は、ブレスがうまく行かない理由の一つとして、吸う事ができていない以前に、吐くことがまずできていない!というお話をしました。→演奏時のブレスがうまく行かない!

ブレスがうまく行かない理由は、時に複数の原因が絡み合っている場合が多いので、今回は更なる可能性を書いていきたいと思います。

では皆さんはブレスがうまく行かない時、どう解決しようと思いますか?

  • もっとロングトーンをして肺活量をUPさせる?
  • もっとブレスを早くすることを試みる?


実は私の経験から、これらはあまり意味がないのですね。なぜなら、問題はブレスだけにあるのではないからです。ですから、ちょっと違う部分からアプローチしてみたいと思います。

では、次に皆さんに考えてもらいたいのですが、

フレーズを吹くとき(息を吐いて行くとき)、身体は上下どちらの方向に行きますか?


実は身体は、息を吐いていくと長くなっていきます。(僅かに背が高くなる感じ。)

もし、息を吐きながら下に体が沈んで行っていると思う人は、上の方向を思いながら吹いてみてくださいねそしてできたら、同時に身体の重さも床の方向に行っていることをお忘れなく!

そして、更に言うと、ブレスの前後もずっと身体が長くなり続けるのが理想です。この身体の方向性があると、ブレスの問題はかなり楽になると思います。

もしこれがどうしてもうまくいかない人は、もう少し根本に戻って、身体のバランスから見てみることをお勧めします。

最後に、息を吐くと身体が長くなる、というのは、何センチも長くなるのではなく本当に僅かですので、くれぐれも誤解のない様!

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