実は、正しいと思っている事に問題がある?

最近、よく思う事。

自分が問題だと思っている事に問題は無くて、正しいと思っている事に問題があったりすること。

例えば、レッスンでよく生徒さん達は、自分の身体の左右のアンバランスさを話しますが、その時に「左側は良いんだけど、右の肩が問題で~」などと言ったりします。でも実際、レッスンでワークをしてみると、問題だと思っていない左側の方が明らかに硬まっていたりします。


これはなぜなんだろう?とよく考えてみるのですが、一つには気になる方ばかりに意識をしているので、そちら側はちゃんと意識化されているのです。問題は意外に無意識である反対側!調子の悪い方ばかりかばって、そのツケが反対側に来たり~。

そんな話を生徒さんとしていたら、生徒さんは面白い例を挙げてくれました。

「上の子に手がかかってそちらばかり見ていたら、おとなしかった下の子が今度は問題を起こす!みたいなもんですかね」と。

確かに確かに!(笑)

そしてもう一つの考え方は、身体はつながっているので、全部で一つ

なので、どちら側が良い、悪いってことではなく、身体の全身の繋がりが上手くいっていない結果、たまたま片方側に問題として硬さが見えているだけかもしれないのです。

ですから、硬い、調子が悪い、などと思っている右側だけを気にしていても、問題は永遠に解決しなさそうですね。

さて、もう最近思った一つの例。

私はずっとフルートの低音を出すのが苦手で、その問題は低音の吹き方にあると思い、ずっといろいろ試行錯誤していました。でも、なかなか上手く行かない。

そして最近わかって来たことは、もしかして私の高音の吹き方に問題があるんじゃないか?ってこと。


どうやら、どうも出やすいと思っていた高音の吹き方に問題があり、低音と高音の吹き方の差があり過ぎることが低音が上手く行かない原因の様でした。


これって、自分が今まで長い間、問題だと思っていた事の逆の発想が必要だったわけですね。

なんということ!

これらに共通して言えることは表面的に問題が表れている部分ばかりに目が行ってしまうけれど、真の原因は必ずしもそこじゃないのですね!

そういえば、よく「常識を疑え!」という人が居ますよね。これ、本当にそうなんだろうなと思います。これからも、こんな事を頭に入れながら、問題の根本を探していけたらよいなあと思います。

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